2013年08月20日
涼しいMKBへ行ってきた

突然ですが、皆さんは前世を信じますか?
ワタクシは中学生の頃、カッコイイ戦国武将の存在に憧れておりました。
そして、自分は戦国武将の一人で現世に生まれ変わったであろうと、勝手に思い込んでおりました(恥)
根拠なんかありません。そこは、若気の至りというやつでありましょう(爆)
あるとき、テレビで前世が見られる方が芸能人の前世を言い当てているのを見て、
「おおっ、占い師ってすごい。前世が見れるのか!」とウブな中学生のワタクシは素直に思いました。
当時すでに原宿に占いの館がありましたので、ノコノコ出かけていきますと、館の中には占い師さんが何人もおりました。
大混雑しておりましたが、早く見てもらいたかったため、空いているおじいさん占い師の方にお金を払い見てもらいました。
「先生、僕の前世が見れますか?」
すると占い師は「前世!?まあ、見れますよ」
目を閉じながら、重々しく語ります。
「良かった。僕の前世は何ですか?」
ワタクシは、きっとキラキラした目をして占い師さんを見つめていたのでありましょう。
占い師の方は眉間にしわを寄せ、
「うーん、農民です」
と言い切りました。
ワタクシは目が点になっていたと思います。
先生は、竹串みたいな棒を何十本も手に持っており、棒の下の方を揉みほぐすようにジャラジャラしただけでした。
戦場で駆けまわっていたはずではないのか。
「のっ農民ですか?見まちがいでは・・・」
「いえ、間違いなく農民です」
「あの、侍とかじゃないですか?」
「だから農民です」
ああ、この人にこれ以上言っても「農民」意外の言葉は出てきそうもない。
でも何か言わないと、農民が確定してしまう。せめて貧乏旗本の四男坊くらいは認めてほしい。
中学生には高額な電車賃を払って原宿まで来ているのに、意地でも農民では帰れない。
思い込みの激しい年頃と申しましょうか、
もしワタクシが占い師でありましたら、大事なお客様に対し、
「おおっ、あなたは徳川吉宗の生まれ変わりです。大奥でさぞかし苦労したことでしょう。いやあっちのほうですがね。おっと中学生には早いか。ははは」くらいのリップサービスはしていたでしょう。
どうせ分からないのですから。
おっと、今は汚れた大人になってしまったのか。
落ち着きを取り戻し、さらに聞いてみました。
「農民ですか。幸せだったんでしょうか」
「うーん、苦労したようです」
打ちのめされました。
それ以来、前世のことは考えないようにしております。
ちなみに、今は命をかける武将より、自然を相手にする農業にあこがれております。
これもキャンプで屋外の楽しさを知ったからでありましょう。
などと、この土日は甘酸っぱい中学時代に想いをはせることもなく、MKBの9番サイトが涼しくて東屋に顔も出さず、気持よくひたすら寝ておりました。
お会いした皆様、それと仕事中に嫌がらせメールを送りましたyabuさん、大変失礼いたしました(爆)